自分のペースに合った医療現場を

医療現場は効率主義の面が強く、てきぱきとした働きを要求されるのが看護師の常です。無駄な時間を出さず手際よく業務を行っていける人ほど高い評価を受ける傾向にありますが、中にはそれを苦痛に感じる人もいます。自分にとって適したペースがあるのは当然で、それ以上のペースで働こうとすると苦労に繋がりやすいのです。自分の頭の回転の速さに合わせて医療現場を選び、苦労を軽減して働いている看護師もいます。概して頭の回転が速いと医療現場では重宝されますが、場合によってはそれが患者のストレスになってしまう場合もあるのです。
典型的なのが高齢者の多い医療現場で、精神科が代表となるでしょう。高齢になって頭の回転が若者より少し遅くなっていることに加えて、精神的な疾患を負っているためにさらに頭が回らなくなっている場合もよくあるのが現状です。このような医療現場ではてきぱきとしまうと患者に対して圧力をかけてしまうことになり、適したいい環境を整えられません。そういった場合は、むしろマイペースな看護師が適任といえるでしょう。
ペースを緩めることが望ましいとされる典型例としてよく着目されているのが、高齢者の多い医療現場です。このような点に着目して医療現場を選ぶと、ペースを合わせる苦労がなくなります。必ずしも早く仕事をこなせるのが全てではないという視点を持っておくのは看護師にとって重要なことであり、自分のペースに合う医療現場を見つけることが大切です。